天体観測を通して学ぶ宇宙 平成30年度琉球大学公開授業

 8月14日から15、16、17日の4日間、石垣市立図書館2階視聴覚室で平成30年度琉球大学公開授業が実施され、「天体観測を通して学ぶ宇宙」のタイトルで、サテライト配信授業が実施された。

これは、琉大の授業が県内5つのサテライト会場で公開されたもので、那覇市牧志駅前、宮古島市中央公民館、久米島具志川農村環境改善センター、大宜見村農村活性化センターと、石垣市立図書館での会場で、琉大の授業が公開されたことになる。

 最先端の天文学関係の話題とあって、星まつりを控えた石垣島で多くの受講生が集まると思われたが、周知があまりなかったのか、連日ひとりの参加者があったきりの模様。

 17日まで連日かよったのは石垣中学校の生徒で増田龍紀くん。「ブラックホールの話が面白かった。」とのこと。また「地球の空気の密度によって、ゆらぎがおこり、そのために望遠鏡に映る星の画像はピントの合わないものとなる話を聞いた。」とも。

「それを修復するために、望遠鏡の側の鏡をゆがめて修正を加えて、正確な画像に修正する技術があると聞いた。最先端の天文学が学べてよかった。」と、大学レベルの授業を理解している増田くん。

 授業が分かりやすいのか、天文学好きがそうさせるのか。中学生が高度な授業をひとりで聞いて、ひとりで理解していることに、大いに驚かされた。

 難解すぎる内容と思われた記者としては・・・。大学の公開授業は中学生の知恵的好奇心も、より活性化させる作用があるようだ。

(流杉一行)

 

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