7月31日午後3時半頃、石垣島最大の祭典、四ヵ字の豊年祭が開催され、会場の真乙姥御嶽には多くの関係者が集合。
見物人も詰めかけ、会場周辺は賑わっていた。この日は、平日とあって夕刻前の時間帯は、まだ人の集まりは序の口だが、豊年祭を見たいと集まった観光客も見受けられ、会場はカメラを手に写真を撮る人も数多く見られた。
開会の言葉が新川字副会長の宜野座安夫氏から発せられて、祝典がはじまり、入嵩西純新川字会長が、参列した参加者への御礼を述べながら、盛大に開催できたことを喜んで、式辞を述べていた。
竹ノ内昭一県八重山農林水産振興センター所長による乾杯の音頭の後、旗頭が御嶽の鳥居にくくられると、早速、新川字会の巻き踊りがスタート。
記旗と五穀を先頭に、水主、世持、長老、ざい、鼓、稲摺り、篭、杵、桝立、俵持、鎌払、田打、太鼓、鉦鼓、銅鑼と続いて、圧巻の新川字会の巻き踊りの奉納が行われた。
外国人のカメラマンもしきりに写真を撮影。真乙姥御嶽内での撮影を許可者以外は禁止しているアナウンスがあっても、外国人には理解できず、塀の上で撮影を続ける様子が見られた。
これからインバウンドの観光客がふえる傾向の中、その対応がこれからは必要となる模様で、今後の課題となりそうだ。
(流杉一行)