県学校農業クラブ連盟大会八重山大会開催

 7月5日から技術競技会(平板測量・畜産審査・フラワーアレンジメント)を中心に始まった県学校農業クラブ連盟大会八重山大会は、6日午前9時半から石垣市民会館大ホールで開会式を開催し、本格的な大会が始動。

 プロジェクト発表や意見発表を、北部・中部・南部・八重山の農林高校および宮古総合実業高校、久米島高校の代表生徒が実施。八重山からは、「放牧肥育に関する研究」、「石垣島の土を守れ」、「ミシからわかる食と農の伝統文化」がプロジェクト発表されていた。

 毎年開催されるこの大会は、沖縄本島での開催が多く、今回八重山での開催は18年ぶり。八重山農林高校の全校生徒が農業クラブ大会を身近にできる機会となり、農業へ打ち込む同学年他学校生徒に接する貴重な体験ともなる。

 大会全体の運営などにも全校生徒がかかわることにもなり、学校が一体感もって取り組むよい機会にもなっている。

 6校からのプロジェクトや意見発表は、それぞれの地域色が出ており、農業教育の全体像が俯瞰できる意味で、生徒らに与えるものは多彩で、亜熱帯の沖縄の農業、林業への熱意が見られる場ともなっていた。

 この日は、アトラクションで八重山農林高校郷土芸能部の演舞も披露され、雨ごいや農事に関する舞台を展開して、格調高い雰囲気を醸し出していた。

 なお閉会式ではプロジェクト発表(Ⅰ類からⅢ類)、意見発表(Ⅰ類からⅢ類)、平板測量、家畜審査、フラワーアレンジメントごとに、最優秀賞、優秀賞が審査員により選考・表彰され、会場は拍手で健闘を讃えていた。

(流杉一行)

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