7月2日午後1時半から旧下地神経外科で「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会(共同代表 嶺井善)」が記者会見を実施。
先月30日、沖縄本島の沖縄大学で開催された沖縄環境ネットワーク2018総会で嶺井氏が報告した内容を、同会見で披露。
石垣島への自衛隊基地配備計画予定地から有害物質が出た場合の汚染を説明した。予定地の周辺には地下水が多数流れており、そこに有害物質が浸透すれば、農業用水にとどまらず、そばで上水道用に地下水を吸い上げている大浜地下水源地に汚染水が侵入すれば、どうなるか。
「石垣市は、自衛隊誘致に関してこれで市民の安全を考えているといえるのか。多くの市民にこのことを考えてほしい。」と、訴えていた。
基地建設がなれば、内部のことは秘匿されるため、危険な状況は汚染がはじまってから発覚することになる。
離島の石垣島で上水道の汚染が発覚した場合の衝撃度大きく、観光への影響、農産物への影響を考えれば、未然に対策を考えてあるのが普通で、その問いかけには、防衛省も石垣市も、しっかりしたものがなかったと述べ、普天間基地周辺のフッ素化合物の汚染が良い例だと、より多くの市民に考えてほしいと訴えていた。
(流杉一行)