6月7日午前8時20分から浜崎アリーナで、八重山ダイビング協会によるダイビングフェスタ出発式がおこなわれ、約50人のダイバーが集まり、フェスタのセレモニーがおこなわれた。
冒頭、同協会事務局スタッフが、各ショップから集まったフェスタ参加者へ挨拶をしたあと、ダイビングフェスタの日程を紹介。
今夜7時からドラゴンキッチン(旧北京飯店)でイベントを予定すること。写真家の古見きゅう(40)さんによるトークショーがおこなわれ、見応えある水中写真を披露しながら楽しい時間を過ごすというもの。
また、参加者が今日明日撮影して応募する水中写真コンテストは、明日夕方が締め切りで、審査後6月9日の最終日に、今年の大賞作品の発表がおこなわれるとのこと。場所は川平のシーサイドホテルでのガーデンパーティーの席上で予定され、そこで表彰式も行われることが告げられていた。
出発式は、「皆さん、すばらしい写真を撮影してください」とのかけ声で、それぞれのショップの船に戻り、ダイビングポイントへ出発していた。
この八重山ダイビング協会が実施するこのダイビングフェスタは、梅雨時期の観光シーズンのオフ期間に誘客をねらって実施してきた恒例の行事。沖縄の梅雨の海の中は、新たな海の生物が産卵・孵化などが盛んとなり、見応えある光景が海中には広がる時期。これにあわせて同フェスタでは、毎回水中写真コンテストを実施して、参加者がショップの推奨するダイビングポイントで、魅力溢れる写真を撮影。
インターネットでも発表され、それが海の魅力を発信することと、参加者の写真の腕を上げることのダブルの効果があり、一石二鳥のイベントとして、継続されてきた。
毎回、写真家を招いて開催されており、今回は水中写真歴20年の古見(ふるみ)しょうさんのトークショーを通じて、写真の魅力にも触れ、豊かな八重山の海を体験しようというもの。
同協会事務局によれば、まだ、続々参加者が増える見込みで、ガーデンパーティーの会場は例年多くのダイバーが集まり盛り上がるとのこと。
目下、石垣島には約200のダイビングショップがあり、増加傾向なのは、やはり18年連続で国内ダイビングポイント第一位の座を維持しているため。
八重山ダイビング協会加入のショップは80事業所で、地域密着して関係機関との調整や、オニヒトデ駆除、漁協との調整などのほか、八重山の海の情報発信に貢献している。
(流杉一行)