今期、初となるカツオのパヤオ(魚礁)漁がはじまり、ホンマグロで賑わう八重山漁協になお一層の活気が生まれている。
6月4日、正午20分に八重山漁協のある新栄漁港に第1源丸が入港して、カツオ3トンを水揚げ。
水揚げ場では約17人のサシミ屋の女将が、獲れたてのカツオの水揚げを今が遅しと待ち受けていた。
船からカツオが出されると、一斉に大きなサイズのカツオを求めて取り合いとなっていた。
カツオの尾をつかんで、片手にいくつも確保して、物色する女将たち。
小さいとなると見向きもしないシビアな目で、次々に運ばれるカツオに殺到。
確保したカツオは次々に清算され、支払いを終えると皆一目散に店へ戻っていた。
この日から石垣島には、朝に獲れたばかりの新鮮カツオが市内のサシミ屋やスーパーにカツオの刺身が並んぶことになる。
目下、カツオ漁は一隻しかでていないが、連日出港して、とぅばらーま大会が行われる時期までカツオ漁は続く。
(流杉一行)
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