5月19日午前10時から石垣島新栄町にあるJAファーマーズマーケットゆらてぃく市場で、5月10日の黒糖の日イベントが開催され、多くの関係者を招いてオープニングセレモニーが開催された。
冒頭、JAおきなわ八重山地区本部の山城氏が挨拶に立ち、黒糖の日をアピール。含蜜糖の工場が林立する竹富町の西大舛町長の挨拶を前鹿川副町長が代読して、黒糖の日を祝っていた。
会場には、黒蜜をまぶしたラスクや、パンケーキ、かき氷がふるまわれて、訪れた家族ずれが黒蜜で味付けされたスイーツに舌鼓を打っていた。
与那国、小浜、西表島、波照間と、多彩な八重山の島ごとの黒糖の味が楽しめる試食のコーナーもあり、八重山の基幹産業の一角を担う黒糖であることを、おやつで自覚する楽しい時間ともなっていた。
八重山において、台風の常襲地帯が選んだサトウキビ産業。そこで、なぎ倒されても、復活して成育するたくましさの権化でもあるサトウキビの、そのたくましさの塊でもある黒糖は、こういう日にこそ、再度、改めて大切さを再確認したい。
(流杉一行)