5月3日憲法記念日、午後2時から真栄里公園を起点に平和といのちと人権をアピールするピースウォーキングが平和憲法を守る八重山連絡協議会主催で実施された。
この日、集まった約40名の参加者は、「9条改憲NO! 平和といのちと人権を!」をアピールするべく、新栄公園までのウォーキングに出発。
その直後から小雨に見舞われ、その後には本降りになってしまい、ホテルイーストチャイナシーまで来て雨宿りが必要となるまでグショぬれとなった。
かくして、この地点で終着点の新栄公園「九条の碑」までのウォーキングを断念した一行は、そのまま集会予定地の変更も余儀なくされ、大浜信泉記念館の多目的ホールへ移動して、集会を実施した。
「9条改憲NO! 平和といのちと人権を!」をテーマに、アピールタイムとなる集会は、「9条改憲NO! 平和といのちと人権を9条の碑の前でアピールを!」の横断幕の前で開会された。
まず「いしがき女性九条の会」実行委員会から挨拶があったあと、絵本「平和って素敵だね」の朗読がおこなわれたほか、参加者のアピールタイムも設けられ、意見が述べられていた。
「スマムニで9条を」と題して与那国方言による憲法第2章戦争放棄を独自に読み上げるコーナーも用意され、多彩な意見発信の場となっていた。
日々、政府を監視する憲法が、得体の知れない勢力に、言葉巧みに改められようとしている実情を憂える声が出ていた。
道徳が教科に加わり、成績をつける段に違和感を感じる教育現場や、リゾート開発の予定地で景観条例が規制緩和の方向へ改悪される問題や、その条例改正のために開かれた公聴会の異常な賛成発言を紹介していた。
最後は、「9条改憲NO! 平和といのちと人権を」石垣市集会アピールを読み上げ、了承して、同アピールを採択していた。
(流杉一行)