宮良小学校が黒糖づくり

2月25日、石垣市立宮良小学校のグラウンドで宮良小学校PTAが主体となって、宮良小学校恒例の黒糖作り体験教室が行われた。

かつては、水牛に絞り器を曳かせて、昔ながらの黒糖作りを再現したものだったが、今はトラクターによる絞りに切り替わり、そこは手際よくPTAと、黒糖作りに詳しい半嶺氏の指導で、小学5年生19人が黒糖作りに取り組んだ。

早朝6時半に集合したPTAは、早速キビを絞り、サトウキビの絞り汁を用意。

火を焚いて小学5年生にサトウキビの絞り汁の混ぜ方などを指導。子ども達は日頃経験のない火のそばでの熱い想いを体験しながら、汗だくで黒糖作りに取り組んでいた。

「きつかった」「熱かった」「でも、たのしかった」と様々に感想が漏れ出る子ども達。

 この日、校舎から1年生から6年生までが、できあがった黒糖と黒糖汁を堪能するべく訪れて、できたての甘い黒糖汁をサトウキビにつけてなめたりしていた。

魅惑の甘い黒糖を全校生徒134人が頂いて、5年生が昨年、4年生の頃に植え付けたものを今年刈り取り、黒糖にまで仕上げる体験をして、黒糖づくりの大変さを学んでいた。

 4年生の久場島清史くん(11)は、「サトウキビの汁を炊いて、黒糖の華を見られて気持ちよかった。」と、一瞬で消えたサトウキビの華だが、目撃できたことを喜んでいた。

(流杉一行)

この記事をシェアする