八農高生が献血する人に花の苗を贈呈

 11月10日午前11時30分石垣市役所ピロティーで献血車両が石垣市役所で献血を実施しする中、八重山農林高校ライフスキル科の保育園芸コースが、今年8月に種子から育成した花の苗約200鉢を献血運動に取り組む八重山ライオンズクラブに寄贈した。

 これは4年前から毎年実施しているもので、長年八重山ライオンズクラブが献血運動に取り組んできて、より多くの人に献血に理解をしてもらおうと、花の種子代を八重山農林高校に寄贈。八重山農林高校では、ライフスキル科保育園芸コースの高校生が育成して、、献血の取り組みがある時期に、鉢を寄贈してきた。

 今年も同校の同科を代表して東盛楓音さんと登野城かよさんが200鉢の花の苗を同ライオンズクラブの天久源三会長に手渡した。

「献血したあと、農林高校生の育成した苗を寄贈すると、大変喜ばれます。」と会長は、花の苗の効果だけではないが、年々、八重山では献血する人は増えており、県から提示される目標の数値を毎年上回っているのも苗のおかげがあるとのこと。

 同保育園芸コースの16人は、3ヶ月間を四班に分けて取り組んできた。

播種、そして芽が出てから鉢植えし、肥料を調整し、こまめに除草し、かん水を学校が夏休みの日も欠かさず、かく成育に尽力してきた。

 登野城かよさんは、「時には苗に声をかけたりして、気持ちをこめて育ててきました。大事に育ててくれるとうれしいです」と、受け取ってくれた人へメッセージを16人を代表して述べていた。

 この日は100鉢を献血する人に寄贈。14日にも市役所前で献血した人に一人2鉢づつ40から50セット寄贈する予定で、この日は先着順となる模様。花の種類は5種。マリーゴールド、インパチェンス、キンギョソウ、サルビア、ダイアンサス(なでしこ)と多彩だ。

(流杉一行)

この記事をシェアする