10月13日午前9時からJAおきなわ大浜支店で、特殊詐欺被害防止を呼びかける広報活動が行われた。
八重山署の生活安全課が実施するもので、県警マスコットの「シーサーヤイマ」とともに、八重山地区防犯協会会員、JAおきなわ大浜支店職員、認定こども園なごみの広場の園児14人らで、9時から9時半までの間、JAおきなわ大浜支店のATMに来た人へ、チラシを手渡しして注意喚起を促した。
特殊詐欺とは、ありもしない請求書を送りつける架空請求や電話で息子や孫だと称して騙すオレオレ詐欺、還付金があるからと銀行のATMへ誘い出して預金を振り込ませる還付金詐欺、有利な融資をするからと保証金を要求する融資保証金詐欺などの総称のこと。
最近ではギフトカードや電子マネーを悪用した手口が目立ちに、その相談件数が増加している。
この日、ATMの前に立った認定こども園なごみの広場の5歳児14人は、可愛い声で挨拶をしながら、注意喚起のチラシを元気よく配布。受け取る高齢者らは、可愛い子ども達の元気な呼び声に笑顔で応えて、チラシを受け取っていた。
なお平成29年度9月末現在では、県内で22件(被害額7450万円)の特殊詐欺被害が発生している。(架空請求12件、オレオレ6件、還付金詐欺2件、融資保証金詐欺1件、ギャンブル必勝法1件)八重山署管内では架空請求詐欺が1件(被害額9万円)が発生。
管内での未然防止を図るため、年金支給日の10月13日に、金融機関を利用する地域住民へ注意喚起を促すべく、広報活動を実施したもの。
(流杉一行)