10月6日午前10時から八重山警察署の3階で、市民へ向けたサイバー防犯ボランティア団体に対する委嘱状交付式が開催された。
この日、交付を受けた団体は、株式会社シーシーアール石垣島営業所で、同社仲村恒所長と同社営業の二人、高田俊誠さんと大道なぎささんの計3人が、サイバー防犯ボランティアとして、活躍を期待して委嘱された。取り組み内容は、サイバール犯罪被害防止のためのセミナーなどの教育活動や、広報啓発活動および、サイバーパトロールによる空間の浄化活動があげられる。
八重山署管内でも、今年だけでリベンジポルノ事件を含む3件ほどのIT関連の犯罪が発生しており、またデータを見られなくして身代金を要求するランサムウィルスがインターネットを通じて拡散され、被害が全国で増えている現状から、その対策として「自分の利用するインターネットの安全は自分で守る」を合い言葉に、市民自身のサイバー防犯意識を高め、備えることを手助けするサイバー防犯ボランティアが委嘱されたもの。
八重山管内では初の取り組みでもあり、見えないサイバー犯罪への市民協力を求めた最初の取り組みとも言える。
この日、与那嶺一文八重山署長は「広報活動に力を入れて、管内でサイバー犯罪が発生しないように被害防止に向け取り組んで頂きたい」と、激励していた。
なお県内では9月末に名護市ではじまり、石川市で実施され、県内では3番目の模様。
(流杉一行)