8月14日午前11時から14時まで石垣港崎浜アリーナで、マリンレジャーを営む業者への事故防止の周知活動が海上保安部によって行われた。
昼食時に港に戻るダイビング船などに対して、事業主に声をかけ、技能レベルにあったマリンレジャー計画を立てること、ベテランでも数年のブランクがあれば十分な安全配慮が必要なこと、少しでも体調不良や違和感のある場合のダイビング中止を促すこと、中高年の利用者の持病の把握と体調に合った無理のないマリンレジャー計画、ダイビング事故が浮上中、あるいは浮上後に発生しており、母船は安全のために監視者を配置すること、マリンレジャー中はひとりになることがないようにバディーシステムを確実に励行することなどが、注意されていた。
このほか、台風接近時の安全対策を万全にして、時化ている中、営業を続けたり、通過後の時化の中の再開などをしないよう呼びかけていた。
業者のひとりは、「お客さんの要望には応えたいですが、海保に言われると、やはりなるべく安全を最優先になければと思う。今は忙しさから休みのない状態で営業していて、台風の接近で海が時化た場合は、個人的には休みたいのもあります。」と、述べていた。
(流杉一行)