8月5日午前9時から八重山農林高校体育館で平成29年度八重山地区高等学校新人体育大会バスケットボール競技が開催された。
午前9時半から男子の部の試合、八重山高校VS八重山商工高校が行われた。部員数に勝る八重山高校は、少ない部員数でファールに慎重な八重山商工のしぶとい攻めをしのぎきり、100対38で八重山高校が勝利。
第1クォーターでは4ゴール差で拮抗するも、第2クォーターで余力を持つ八重山高校が圧倒。10分の休憩で第3クォーターでは3点差の拮抗ながら、第4クォーターではまたも八重山高校が圧倒。術中にはまった感ある戦いとなった。
11時からは女子の部の試合が展開。八重山高校VS八重山商工高校が行われた。
第一クォーターでは25-7と八重山高校が圧倒。第2第3クォーターでは、23-16、23-17と追い上げに踏ん張る八重山商工ながら、第4クォーターで36-8と八重山高校が圧倒して、101対48で八重山高校が勝利。男女ダブルで勝利となった。
八重山農林高校の部員不足から、参加校が2校で、残念ながら男女各1試合で優勝が決まる競技となった。
新人戦は、公式試合の少ない離島で行われる傾向の大会で、対外試合の機会が少ない離島における試合機会を増やす狙いの離島ならではの大会といえる。
一方、新人戦には、次世代ヒーローの発掘というイメージもあり、ゲームメーカー的な選手が、躍動する姿も見られて、充実した大会風景もあった。勝ち負け以上に、バスケットボール競技が持つ魅力溢れる大会で、観覧する市民がわずかにしかいないのが残念な大会と言えた。
男子では、交代ペースの中で、のびのび闘い、1年生を上手に繰り出して余力を保つ八重山高校のチームワークに徹する選手らに対し、第4クォーターまでフルに出場して戦い抜くスタミナときれのある選手らが軸となる八重山商工高校と、それぞれ高校生の特性を生かしての戦いは、見応えあるものとなっていた。
女子も、男子ほどの迫力は無いものの、試合運びでのシュートの丁寧さが際立ち、得点数も男子より多いだけに、女子選手が持つグレイドの高さを感じさせる試合運びとなっていた。
なお試合結果は次の通り
男子
八重高 100 – 38 商工
19-11
30-3
21-18
30-6
女子
八重高 101 – 48 商工
25-7
23-16
23-17
36-8
(流杉一行)