パッションフルーツ新品種「サニーシャイン」説明・試食会

 7月11日午前10時から国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点本館2階の大会議室で、パッションフルーツ新品種「サニーシャイン」説明・試食会が開催された。

 会場には30名ほどのパッションフルーツに関心ある市民が集まり、同センター熱帯・島嶼研究拠点主任研究員の緒方達志氏が育成者代表として新品種を紹介した。

 生食用果実として育成された新品種パッションフルーツ「サニーシャイン」は、高温期の果実の着色が良好で、収穫時の果実酸度が低い特長をもつことが発表された。

 目下、品種登録出願中で、出願公表段階で、育成者権を保持しており、他者は増殖や販売はできない状況にある。

 この日、収穫直後の酸度と果実の重さを既存の品種サマークイーンと比較して、酸度も果実重もサマークイーンを上回ることを発表。この日集まった農家や研究者へ、試験栽培に協力を呼びかけていた。試験栽培の契約を結ぶと3株から無償で苗を得られる。パッションフルーツは実をつけるのは難しくないが、収量を安定させるためには、枝の管理や施肥などに技術が必要で、適正な栽培方法を編み出すために協力を求めている模様。

(流杉一行)

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