7月4日午前9時から平成29年度「全国安全週間」八重山労働基準監督署管内・官民合同建設現場安全パトロールが実施され、沖縄県建設業協会八重山支部がある八重山建設会館前で指導員13人が集まる中、出発式が行われた。
挨拶に立った八重山労働基準監督署の比嘉信和署長は、「この時期、熱中症対策がなされているか。また、転落事故を防ぐための対策が採られているかを重点的に見てゆきたい」と述べていた。建設業労働災害防止協会沖縄県支部八重山分会の米盛博明分会長は「建設業ゼロ災害運動「見える化」の取り組みで、多くの災害が防止できており、そういった観点での目の光らせ方もあると、述べていた。
今週のスローガンを指さし唱和した後、出発した一行は、まず第一現場となる建て替え建設中の県営新川団地を指導員全員でパトロール。
パトロールの後、報告会がおこなわれ、型枠の立て込み作業中の現場で、足場からものが落ちないように、足下に仕切りをしなければならないところ、仕切り用の板が3階付近では角材になっており、しっかり取り付け治すよう、注意をしていた。また周辺住民に気遣い目隠しのネットが張られていることを評価。このあと、13人は3班に分かれてパトロールを実施した。
(流杉一行)