6月8日午前9時30分、石垣市美崎町のJAおきなわ八重山支店ファーマーズマーケットゆらてぃく市場で、超早場米の石垣島産「ひとめぼれ」の販売セレモニーがおこなわれた。集まった稲作関係者の前で、JAおきなわ八重山地区大底水稲部会会長が生産者200名を代表して挨拶に立ち、米の消費者の減少傾向に対し、今回、10日間の5キロ以上の購入者に抽選で2名に米一年分(60キロ)を贈呈するキャンペーンを発表。多くの人においしいお米を食べてほしいとアピールしていた。また、JAおきなわ八重山支店営農センター長の石垣センター長は、八重山地区での稲作の状況を発表。八重山全体で320ヘクタールの耕地面積で、収穫量は930トンを見込んでいる。200名の農家が7月中旬まで収穫作業を続けるとのこと。安心、安全なお米をよろしくと、呼びかけていた。
商品にかけられていた幕を外して、販売がスタートすると、買い物客が次々に新米の表示されたお米を購入。そばでは、試食のご飯も用意され、買い物客は薦められてじっくり味わって食べていた。
買い物に訪れ、新米の試食をしていた森淳さん(59)は、「本土の新潟・魚沼などの高級な米は、もっちりしたものが好まれるが、石垣の米はあっさりして、そこが良いですね。形も少し違うように感じます。暑い場所だからかもしれません。この試食のご飯は、炊き方うまいのか、すごくおいしいですね。新米だからなのか、炊き方がうまいのか。どうなんでしょう」と、述べていた。
(流杉一行)