4月24日、石垣市主催の明和大津波遭難者慰霊祭が宮良のタフナー原の明和大津波遭難者慰霊塔で開催された。
この日、市民約190人が明和大津波で遭難した犠牲者へ哀悼の誠を捧げるべく参集し、黙祷を捧げ、献花をして犠牲者を弔った。
代表焼香の後、大浜小学校6年生の我喜屋鈴乃介くんが作文「その日のことは忘れない」を朗読。「明和大津波の教訓から言い伝えられてきたことを受け止め、多くの人々の大切な命を守るために、災害への意識を高めていきたい」と力づよく読み上げていた。
また石垣市立大浜中学校の3年、慶田花涼馬くんは、「私たちにできること」と題して、「いつ襲いかかるか分からない災害に備え、声を掛け合い、お互いが助け合えるように、顔が見える地域づくりが必要だとも言われています。私たちが普段から絆づくりを大事に氏、交流を深めながら防災を心がけていかないと、いけないと思いました。」と、気持ちを込めて読み上げていた。
このあと、参加者全員での献花がおこなわれ、皆思い思いに手を合わせて、防災への備えを誓っていた。
(流杉一行)