3月23日、白保をのぞく市内小学校では卒業式が午前9時半からおこなわれ、544人の小学6年生が卒業証書を手に母校を巣立った。
この日は父兄も、我が子の晴れ姿を見ようと、学校に晴れ着で参加。卒業証書を手にする様子を見ながら、成長した姿を誇らしく、頼もしく感じながら、将来への期待に胸膨らむ子供の節目を温かく見守っていた。
この日、石垣市立石垣小学校では58名の6年生が、学舎を卒業。ひとりひとりが会場となる体育館に入場するのを、恩師や在校生や父兄が見守り、卒業証書を受け取って花道を去って行った。これから中学校という新たな学舎へ出ることで、不安と期待が錯綜する子供にとっての最初の試練のような環境の変化が待つ。思春期にある不安とともに、社会性に目覚めて、自我の葛藤が始まる時期へ突入する成長期へ、父兄もまた子供の自我をどうとらえ認めるかを真剣に考える時期となる。(市内全体の卒業生は560人で、すでに卒業式を終えている白保小学校16人をのぞく数の544人がこの日の卒業者の数となる。)
(奥沢一行)