日体大学友会アーチェリー部が春合宿

 3月15日から22日までの8日間、日本体育大学学友会アーチェリー部(藤本浩総監督、部員49名)が石垣島サッカーパークあかんまで春合宿を実施。16日はOBの5人とともに、みっちり70m先の的に向け矢を射続けていた。一人約12本ほどの矢を自分のペースで次々に正面の的に射て、感触を確かめながら正確に的の中心に当たるよう、何度も調整し続ける。

全員が持ち矢を放つ頃をめどに、秒読みを開始して一斉に撃つのを止めるそして、49人が一斉に的へ矢を採りにいくのだが、そこは大学生らしく駆け足で、しかもかけ声や呼びかけを盛んにして、緊張感が切れないように気持ちを高め続ける。大きな声で誰かが「集中していきましょう」と叫ぶと全員で一斉に「おー」と分厚い声で応える。いろんな言葉が叫ばれ、「一年生は元気かー」「おー」「女子は元気かー」「おー」など、チーム全体がひとつになって、何度も声をかけあっていた。監督は「日体大は教育関係に進むケースが多いので、大声で応答することも役に立つ」と、スポーツ万能の大所帯は、それだけでは済まさない。ずっと、このかけ声が、射ている間以外、何度も展開して、気持ちを切らさない訓練にもなっているように見えた。
 この風景を見れば、彼らの8日間の合宿は、切らさない集中で全日本アーチェリー学生王座決定戦の男女優勝奪取をにらみ続けているのがよく分かる。

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