3月八重山家畜市場セリ

 3月12日と13日、石垣市大浜にある八重山家畜市場で3月のセリが行われた。今年は定番の13日と14日という日程が、2月と3月6月と9月、11月12月と半月分ほど動いていて、今月も12日からはじまる形でスタート。今回は、平得・真栄里・大浜・川原・開南の5地区が初日に出る番となっていた。

 12日は午後2時からはじまり13日は午前9時からスタート。40万前後からセリがスタートして、45万から始まるものが90万にまで上がっていく様子は、セリ落とそうとする人同士の一騎打ちの感が見られて、白熱の展開となり、それが会場に熱気をおこしていく。
12日13日を通じて、子牛の取引数は687頭。平均価格は去勢が83万3698円。牝は65万8355円。最高額は去勢の125万8200円だった。
 前回2月に比べると、子牛の去勢・牡・牝合わせて平均価格は、6580円低くなっているものの、この程度の差は、足踏みの状況といえ、好調には変わりない。

 なお黒島家畜市場でもセリガあり、子牛の取引数は127頭。平均価格は去勢が80万4285円。牝は61万2399円。最高価格は去勢の113万6160円。

 バラ色に見える牛の世界も、高値がつけば、それなりにまた配慮が必要となり、負担も増えているとも。好調な牛のセリは、全体的な牛不足が影響しており、外部の影響によるものであれば、そこはやはり、外の状況で一変することもありえる。観光業に似ており、この時期、外部での不測の事態に備える蓄えをできるか否かが、大切かも。

(流杉一行)

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