有機液肥に係る循環社会説明会

3月6日午後2時から有機肥料に係る循環社会説明会が石垣市健康福祉センター一階研修室で開催され70人を越える来場者が詰めかけた。
先進事例を出しながら、農業にどう生かせるかを、畜産、さとうきび、野菜それぞれの農家が熱心に話を聞いていた。

この日参加したのは、これまで市がすすめてきた循環型社会のためのテストプラントの事業に加わってもらう「小さな循環型社会」の参加者候補および、石垣市民、石垣市役所各所管部署の面々。市はメタン発酵によるガス抽出、有機液肥精製に関して、取り組みの現状と問題点を報告し、本格稼働よりもまず小さな規模での運用の成功を目指して29年度から協議会をつくって、農家の要望を広く取り入れながら稼働を計画していることが説明された。

質問コーナーでも盛んに質問が飛び、水稲の場合の撒き方や固形にはできないかとか、殺菌処理はされているかなど、熱心な質問が出て関心の高さを示していた。
説明会の後は、屎尿処理場で実際に散布のデモンストレーションが行われ、処理された液肥の匂いを嗅がせて、匂いがかなり減っていることを確認させ、機械を使ってプラントの前の芝に液肥を散布して見せていた。

(流杉一行)

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