3月4日、沖縄初となるドローンレースが舟蔵公園(通称児童公園)で午前9時から開催された。(石垣市ドローン活用推進実行委員会主催 委員長は中山義隆)首相官邸で墜落機体が発見された話題のドローンは、あっという間に普及し、今やレースをする時代になっている。
今回、国内外のトップレーサーが参加する本格的なドローンレースは沖縄では初めてとあって、ドローンに関心持つ人が多数集結。土曜でもあり、家族連れで見学に来る人が、安全のために張られた網の外からドローンを応援していた。また、レースばかりではなく、竹富島との物資輸送の実験、フィッシングのほか体験会もあるとあって、多くの市民が参集、レースを楽しんだ。
目視で操作するレギュラークラスで優勝したのは、砂川盛孝さん(39)。ドローンを販売するスカイリンクジャパン(本社京都)の沖縄センター長で、ラジコンカーでは沖縄の大会で優勝したこともある強者。今回、自身が販売する撮影用の機種「ファントム4」がGPS機能とセンサー機能を外して、どれだけの能力が出せるか見てみたいと参加。レーシング用ドローンを抑えて優勝して、「驚きました。びっくりしています。」と本人が販売するドローンの性能を改めて見直した模様。ドローンに搭載されたカメラからの映像を見ながら操作するFPVクラスでは、音田哲男さん(30)が優勝。決勝戦で3戦して勝ち点で勝敗を競うところ2戦連続して勝ち点5を獲得し、最終戦を待たず優勝が決定。安全なフライトをめざしたと感想を述べていた音田氏が第一回目のFPVクラスのチャンピオンとなった。
表彰式の後、中山義隆市長は挨拶で「楽しいこういったイベントを今後とも続けていきたいと思っています。是非、皆様にもどんどん石垣島に遊びに来て頂きたい」と述べていた。
(流杉一行)