第1回全日本ビーチアルティメット選手権大会開催

 2月25日午前10時30分から第1回全日本ビーチアルティメット選手権大会が開催され全国から5チームが参加して国内初となるビーチアルティメットの大会がスタート。

 アルティメットとは、アメリカンフットボールのルールに似た5人でやる競技で、ボールに代わってフリスビーを使い、相手チームには触れてはならず、また審判が居らず、ルール違反は申告制でやる、変わった趣向の競技。これのビーチでやる競技がビーチアルティメットで、生まれて間もないスポーツといえる。

 主催者の一般社団法人日本フライングディスク協会会長であり全日本ビーチアルティメット選手権大会会長の師岡文男氏は、「芝のアルティメット競技はアジアで上位を狙えるところまで来ているが、ビーチに関してはフィリピンなどに追いつけない。芝と兼ねるチームではなく、ビーチ専門にチーム作りをするところが必要で、こうして全日本大会を開いて、ビーチアルティメットの普及と技能向上をねらっている」と、はじまったばかりの競技への関心を広く引き出したい考えを述べていた。

 結果は、この日のために準備してきた東京のマイグラントチームが優勝。チーム代表の塚田泰弘(39)さんは、「是非この大会に優勝したいとねらってやってきて、優勝できたのはうれしいですね」と全日本の頂点に立った感想を述べた。2015年アルティメット湘南大会で優勝経験のチームもあり、その時のメンバーが4人も入っているというから、優秀候補筆頭の優勝に見えるが、「最初は負けていて、相手のミスがきっかけで、波に乗れた逆転の勝利」とのこと。芝のアルティメット元日本代表でもあり、U23の監督も経験し、大学時代から競技歴があり、今年で20年にもなる超ベテラン。大きな体躯でのジャンプには目を見張るものが有り、今大会のMVPにも選ばれている。

 大会は、来年も石垣島でやりたいと、しかも今度は天候の良い3月ぐらいにしたいと関係者は述べていた。

(流杉一行)

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