10月14日と15日の二日間、午前10時から石垣市民会館展示ホールでみーどぅん達のてぃわざ展が開催される。14日の会場には多くの来場者が詰めかけて、大いに賑わっていた。
2年に一度の開催ペースで実施される女性の作り手が互いに協力して開催する展示会で、今回で15回目を数える。コロナ禍から5年ぶりの開催となり、作り手も購入者も待ちに待った開催となった模様。
「最初の開催は30年前、石垣市主催のサントピア石垣島で、石垣島で工芸をやる女性陣が集い展示会を出店したのがきっかけ」と石垣島南島焼の三好奈美さん。
思えば、あれから30年間の日本経済の低迷がいわれる昨今だが、みーどぅんのてぃわざ展は、各人日々腕を磨いて、30年間続けてきてこの日があることになる。
「素材を生かした女性たちの手仕事を見て、触って、感じてください」と来場者へアピールするのは、素材づくりにじっくり時間をかけ、手作りに徹した自信がうかがえる。
女性は家事、子育て、介護と忙しい。そんな中でも、時間を割いて自分のペースで手作りに取り組むのは、並なことではないという。そこを、志ある女性らで交流しながら、励まし合い、続けてこられたとのこと。
女性が担う12の店が並び、焼き物、草木染、紅型、染め物、古布、藍染、民具、洋服雑貨、装飾品と多彩な品が展示販売されている。
(流杉一行)