「太陽系誕生のなぞ解明」星まつり講演会&短歌・アニメトークショー

 8月21日午後2時から石垣市民会館中ホールで星まつり恒例の星まつりにちなんな天文に関する講演会が開催された。

 今回は、講演会だけではなく、星空短歌結果発表と東里梨生さんによる歌の披露がおこなわれたほか、アニメトークショーと銘打ってアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」の関係者と石垣島天文台の花山氏とともにトークショーを開催。

 会場には約90人が詰めかけて、天文関係の講演と短歌、アニメ「恋する小惑星」と、多彩な内容となる星にまつわるイベントを楽しんでいた。

 星空短歌では、石垣市在住歌人の松村由利子さんから発表された。美ら星の歌と題し、星に願う短歌をテーマに募集して344の歌が応募。その中から選ばれたのは、てんがーら賞4首、むりかぶし賞2首、美ら星歌賞2首、特別賞1首。

 講演会は、国立天文台の野村英子教授によるもので「我々の住む太陽系はどのようにできたか?」を演題におこなわれた。

 地球の水は容積でいえば1%で、全体が岩石でできており、かくたる岩石惑星は水星・金星・地球・火星の4つで、ほかガス惑星の木星・土星、氷惑星の天王星・海王星となっており、これらがどのように生まれたかを、星を生成する暗黒星雲の観察から解明する話が展開。巨大電波望遠鏡を使って、現在解明している実際を解説していた。

(流杉一行)

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