於茂登岳の登山道にキビタキ現る

2月6日、曇り空ながら、暑くもなく寒くもない過ごしよい日に、なぜか於茂登岳の登山道の前に車が多数駐車される現象が生まれていた。この平日になぜか登山する家族連れが繰り出した模様。実は、この日、いしがき教育の日の次の日となり、各小学校が休みの日。となると子供が平日に休みとなって、親も休みであれば何かするかと、・・・。3月で一区切りつく公務員家族も仲の良いグループでお別れ登山を企画して、子供に思い出の一コマをつくってあげたい人も出る。あるいは、異動前に於茂登岳は登っておきたいと、子供と一緒に登る人も。そんなこんなで、登山者が増えた模様。静かな於茂登の森だが、そこにかすかに聞こえるキビタキの鳴き声。侵入者に関心があるのか、しばらくすると真っ黄色の姿が、うっそうと茂る木々の枝の上に現れる。見事な黄色だ。

キビタキは中国北東部・サハリン・南千島で繁殖し、冬は中国南部、インドシナ、マレー半島・ボルネオ・フィリピンに渡る。このほか、緑がかったリュウキュウキビタキが留鳥として南西諸島にいる。冬に真っ黄色の派手さは、意外な姿。留鳥か渡鳥かは、不明としか言いようがない。留鳥の冬羽は地味でこの派手な黄色はまとわないので、渡鳥かも。

(流杉一行)

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