9月14日午前10時から石垣市役所コミュニテー広場で石垣議会議員一般選挙当選証書付与式が開催された。
当選したのは、高良宗矩議員(25)、我那覇隆次(45)、石垣達也(55)、砥板芳行(52)、平良秀之(52)、東内原とも子(65)、伊良部和摩(48)、長山家康(35)、花谷史郎(40)、内原英聡(38)、箕底用一(41)、仲間均(72)、大道夏代(54)、登野城このみ(62)、井上美智子(69)、石川勇作(44)、後上里厚司(56)、長浜信夫(66)、宮良操(66)、仲嶺忠師(53)、友寄永三(61)、田盛英伸(50)。
9月11日投開票で当選が決まった22人の市議会議員へ石垣市選挙管理委員会委員長の山城ヒロ子氏から当選証書が手渡された。
最年少で1893票と、石垣史上最も多い得票数でトップ当選を決めた高良宗矩議員が全当選議員を代表して挨拶に立ち、「夢を語り希望を描き、明日への扉に向かって力づよく飛び出していける石垣市を共につくっていきましょう」と、先輩議員らとともに市民の負託に応えていく意志を示していた。
今後4年間の石垣市の決定機関の委員として選ばれた22名は、コロナ禍の中、経済振興による地域活性、環境保全、福祉充実、教育環境、あるいは観光のオーバーツーリズムの調整のほか、明和クラスの被災・南海トラフや首都圏直下型地震発生時の流通ストップなどの防災に関する備えや、地球温暖化による影響の備えなど、山積みの課題を精査しながら、石垣市民の状況を見据えて、行政の監視と将来の石垣市の施策に関する決定を担っていくことになる。
ことに尖閣諸島近海での恒常的な中国艦船による経済水域や領海侵犯の下、自衛隊基地の建設にからむ緊張は、今後高まる可能性がある。有事を想定した住民避難に関する国への要請は、必須のものになりつつある。
すでに保革の次元を越えた課題も迫っている。それを前に、日本最南端の中心都市の決定機関の動向が注目される。
台中の緊張もロシアのウクライナへの蛮行で高まる中、まさに人口5万人都市の決定機関の議員にかかる注目度は、全国の市町村の中でも、もっとも高い部類にあるものと思えてくる。
(流杉一行)