1月20日午前10時から第17回お魚まつりが開催され、会場は約2000人の入場者で大いに盛り上がった。
今年は、正月から悪天候が続き、魚の水揚げが少なめに推移したため、魚の確保にはかなり苦労した模様だが、主催者の石垣市の漁業集落の協力で、今年も多くの市民とともにお魚まつりを盛大に祝えた模様。
この日は、特別料金でアカマチ、ミーバイなどの高級魚から、ブダイ、アイゴ、ヒメジ、フエフキ、ヒロサーなどの大衆魚まで、新鮮な近海魚が販売され、その場で鱗と内臓が取り除かれて、来場者には便利な買い物となっていた。
また、シャコ貝なども水槽に生きたまま展示・販売され、人気のコーナーとなっていた。
マグロの刺身やアラが格安で販売されたほか、チヌマンの昆布巻き、ツナ・タコライス、鮪みそ、いかのすみ汁、かまぼこなどの総菜も販売。なかでも魚の天ぷらには、長蛇の列ができ、多くの市民が魚の天ぷらを会場で賞味していた。
このほかセーイカ頭ボイルがジャンケンで勝った人に配布され、そこにも長蛇の列ができて、子供連れで挑戦する親子が、ジャンケンで一喜一憂する姿が見られ、大いに盛り上がっていた。
この日のメインイベントは、今回もキハダマグロの解体ショーで、多くの来場者が集まり、見事に捌かれたきれいな切り口が披露されると、会場からは拍手が沸きあがっていた。
このあと、ジャンケンで勝った人には、捌いたばかりの刺身が無料で配布され、そこにも長蛇の列ができていた。
もずくのつかみ取りも大盛況で、100円で袋いっぱいに(制限時間あり)できるとあって、老若男女が挑戦していた。
家族づれで賑わう八重山漁業のセリ市場は、催し物も盛んで、お魚のタッチプールでは、子どもたちがヒトデやナマコ、熱帯魚やフグなどに触れて、感触を楽しんだり、水槽のウミガメや熱帯魚を観賞。
また、環境省がサンゴのパネルを展示。西海区水産研究所などはガサミや世界初となる完全な養殖技術の完成を示すパネルと水槽のアカジンミーバイ(スジアラ)を披露していた。
(流杉一行)