2019年(平成31年)石垣市成人式が1月4日午後1時から石垣市民会館大ホールでおこなわれ、多くの新成人が会場に集まった。
石垣安志石垣市教育長が開会の言葉を述べたあと、市民憲章を新成人で唱和してはじまった成人式は、石垣市歌の斉唱を実施。
いしがき少年少女合唱団による「島人の宝」の合唱がおこなわれて、きれいな歌声が会場に響き渡った。
式辞に立った石垣市長、中山義隆氏は、
「緊張感をもって自己管理に努め自信と希望を持って、ご自分の道を進んでいってください。それと共に最も意識してほしい事が絆の大切を忘れないでほしいということ。・・・人とつながり、絆をつくることは同時に、命の尊さ、人間の優しさ、助け合うことの素晴らしさを知ることであり、愛情溢れる人となれることであります。出来るだけ多くの方と交流し、絆を大切にし、深めていただきたいと思います」と述べていた。
新成人代表挨拶では、新村駿さんが
「今、こうして20歳を迎えることができたのは、いままで育ててくれた両親や指導してくれた恩師、温かく見守ってくれた地域の皆様のおかげです。私たちの一番の恩返しは、ひとりひとりが強く優しい立派な大人になることだと思います。」
と、感謝の気持ちを立派な大人を目指すことで示すと述べていた。
また宮良ひかりさんが
「自分の人生を他人の物差しで考えていることに気が付きました。自分の人生は自分で選ぶことができます。周りの人と比べるのではなく、本当に自分が何をしたいのかを自分で考え、自分で自分の人生をつくっていく、それが本当の自立であり、大人になることなのだと思います。私は子供から見て、たのしそう、早くおとなになりたいと思ってもらえるような大人になり、子供たちに可能性と希望を与えることができる教育者になりたいと思っています」と抱負を述べていた。
式典のあとは、アトラクションがおこなわれ、今年は石垣市青年団協議会が司会進行と舞台を取り仕切り、新成人者と同協議会による舞踊「鷲ぬ鳥節」で座開きをして、余興「満月太鼓囃子」やRSBによるミニライブがおこなわれて、会場は大いに盛り上がっていた。
なお、最後は記念撮影がおこなわれていた。
(流杉一行)