本日ユーグレナ石垣港離島ターミナルにて、
八重山観光フェリー株式会社の新造船「あやぱに」の特別試乗会が行なわれた。
9月15日より運航予定の新旅客船「あやぱに」は同社初の双胴船。
全長91.92m、型幅7.50m。
旅客定員は217名となっている。
八重山観光フェリーが定期運航している全航路にて就航予定であるが、
「できるだけ多くの時間を乗船してほしいので西表島-石垣島間の運航が主になってくるかもしれない」とのこと。
双胴船とは?
双胴船とは、二つの船体を甲板でつないだ船のこと。
形は、胴船と比べるとよくわかる。
同社の単胴船「ちゅらさん2」
新造船の双胴船「あやぱに」
大きな特徴は3つあり、
・船体を細くしても甲板が広く取れる。
・傾きが小さく安定性が高い。
・接水面積が小さいので巡航速度をはやくすることがきる。
“広い・速い・揺れない(安定)”の3拍子揃っているのだ。
船内の様子
船内はバリアフリーで、快適な船の旅にふさわしい設計。
通路は広く、車椅子の方はもちろん、大きな荷物を持つ旅行者にも考慮されている。
客席もゆったりとしていた。
また、本日限定で操舵室の見学も行なうことができた。
「あやぱに」では、安定した航行ができることから、走行中にデッキへ出ることもできる。
(※天候や波の状況による)
もちろん、高速船なので風はかなり強く感じた。
夕日が見られる時間帯などは、とても気持ちよさそう。
ちなみに、船名の「あやぱに」という名称は、
八重山商工の生徒から案を募集し、その中から採用したようだ。
これまで以上に快適に船旅を楽しめる「あやぱに」。
他の機船と料金は変わらず搭乗することができる。
これからも、安全運航で島民や観光客の海の交通機関として活躍してほしい。