6月29日午前9時から11時まで石垣空港出口前のロビーで石垣島パインアップル旬入り宣言からのパインアップル無料サービスが実施された。
この日、石垣空港を出入りする観光客にパインアップルの無料サービスがおこなわれ、カットされた飴色のパインが振舞われていた。
品種はハワイ種で、旬入りは7月1日ながら、週末前に知ってもらおうと、実際の旬入り前に実施。7月に向け、日々おいしさが増し、もっとおいしくなることを知ってもらう意味もあるとのこと。
石垣島には、ハワイ種のほかに、ボゴールやソフトタッチ(ピーチ)など5月から売られるものが6月半ばに旬に入る。
ボゴール、ソフトタッチ(ピーチ)などは6月一杯が旬の終わりで、ちょうど7月においしくなるハワイ種に旬のうまさがバトンタッチされる格好。
八重山では、ハワイ種のうまさが有名だが、ボゴール、ソフトタッチ(ピーチ)といった品種がある。
ハワイ種がおいしくなる前の期間、6月一杯においしく食べられる品種として存在する。
加えて香りある新品種のジュリオスターや、新しくて高額なゴールドバレル、品質にこだわるサンドルチェなど多彩な品種がある。
というのも、サンドルチェのみが大きさや形に関し審査がおこなわれ、それを満たさないものはP-17として売られていく。
ハワイ種の平均糖度が15だが、ゴールドバレルは16度で、サンドルチェは19度と破格。製品の質をアピールするための高品質を維持する戦略といえる。
そんな話題ある八重山のパインアップルである。
なおJA関係者によると今季のパインアップル出荷予想は、600トン。昨年は大豊作で760トンと破格の数値で、600トンは平年どおりの数値とのこと。
昨年は、大きく育ちすぎて、贈答用に郵送する場合、重くなりすぎて個数を減らす人も出て、扱いにくかったとのこと。
(流杉一行)