6月23日午後4時から八重守の塔で平成30年石垣市全戦没者追悼式並びに平和祈念式が開催された。
石垣混声合唱団による「青い空」「愛に生き平和に生きる」を披露して、平和の歌声を会場に響かせた後、「平和を考える作文」朗読がおこなわれ、白保中学校3年の赤池寛太郎君が「当たり前の幸せ」、八重山高校1年の古澤琉希叶君が「WORLD PEACE」を読み上げていた。
赤池君はノーベル平和賞を受賞したマララ・ユフザイさんの、テロリストが牛耳る世界では、なにより教育が大切であることを説く姿に心惹かれたことを、作文で発表していた。
古澤君は罪のない子供を巻き込んでいく戦争や内戦が、人の意見の行き違いから起こることに触れ、課題としてしっかり考えていかなければならないと指摘。世界へ目を向ける若者の清らかさを、作文に示していた。
黙とうの後、石垣市長は平和宣言を読み上げて、不戦の誓いをして世界平和の実現への決意を表明していた。
また沖縄県遺族連合会八重山支部の喜友名盛允支部長が追悼の言葉を述べて、亡くなった御霊を慰めていた。
(流杉一行)