3月23日午後4時30分から5時の間、平成29年度新石垣空港航空事故消火救難訓練が実施され、新石垣空港管理事務所、大阪航空局石垣空港出張所などの21機関が、緊急事態を想定して緊急通報、初動措置、消火救難、避難誘導、救護活動を迅速に実施した。
各機関が被害の軽減を図るべく連携行動の確立を目的としている。
午後4時30分に、空港事務所にあるクラッシュホーンと書かれたステッカーが貼られた電話が鳴り、緊急事態を告げる一報が航空事務所に伝達されると、一斉に職員が関係機関へ通報。
想定される訓練事故は、3月23日16時30分頃ABC航空245便B-737型機が、飛行中に右エンジンにトラブルを発生。
16時40分に滑走路に進入して、滑走路を逸脱。平行誘導路間の緑地帯で停止。右エンジンより出火して多数の負傷者が出た状況。
これに、適切な緊急通報、初動措置、消火救難、避難誘導、救護活動を展開。エプロンでは、消防車3台が一斉に放水して消火活動を実施。事故に遭って負傷した人々が、その状況を係り委員に怪我の状況を話し、それを正確に書き込む担当者。事故による怪我人の状況を正確に集める取り組みにも熱が入っていた。
(流杉一行)