「子ども110番の家」委嘱状交付式

 10月19日午前10時から八重山警察署の署長室で「子ども110番の家」委嘱状交付式が行われた。

この日、委嘱を受けたのは大松保険事務所と大田保険事務所と石垣島総合リサイクルショップレインボーの3事業所。

委嘱状が渡されたあと、与那嶺一文署長から挨拶がおこなわれ、何かあった場合の通報をお願いするとともに110番の家の存在が子どもや父兄に安心感を与えると述べ、重要な役目となるので警察と連携して協力をお願いしていた。

 石垣島総合リサイクルショップレインボーの翁長一美さんは、「娘がいるので、子ども110番には関心がありました。店が平真小学校と八島小学校の中間にあるので、子ども達が何かあったら逃げ込める場所として活用してほしいと思い、引き受けました。裏道などにも注意を向けたいですね。」と述べていた。

 今年に入って八重山署管内での子どもへの声かけ事犯は10件(9月末現在)。これは平年並みとのこと。

今回の3箇所の子ども110番の家の委嘱状で、同110番の家は276件となり、署としてはなおも適切な場所に同家の設置を働きかけたい構えだが、できる家の側からの要望の声かけがなければ、出来ないのが実情。

市民の協力があってはじめて、届かない子どもへの目をフォローでき、子どもの安全を確保できることになる。

(流杉一行)

この記事をシェアする