第42回石垣市小中学校童話・お話・意見発表大会開催

 10月15日午後1時から市内5カ所の小中学校を会場に第42回石垣市小中学校童話・お話・意見発表大会が開催された。各校約20人前後の106人が表現力を競い合った。

 白保小学校体育館では小学低学年男子20名が、登野城小学校体育館では小学校低学年女子18名が童話を発表。

海星小学校体育館では小学校高学年男子が、平真小学校体育館では小学校高学年女子がお話を発表。

大浜中学校体育館では中学生男女各9名が意見発表をした。

集まった聴衆は、各校約60人から150人。晴れの舞台を見に集まっており、会場の静寂度は、かなりなもの。

 これは、石垣市PTA連合会が主催するもので、各部門の最優秀賞の受賞者は八重山地区PTA連合会主催の同大会に石垣市代表として出場する。

 小中学校のレベルでの表現力を競う取り組みが42回もPTAの視点から実施されているのは、ある種、学校教育がある種もたらす画一性へのアンチテーゼ的なもの。

ステージにひとり立ち、気持ちを込めて表現力を駆使する子ども達が、声も大きく、身振りも大きく、ある種、大人社会のプレゼンテーションにつながる力を発揮。将来性あるコンテストに見えてくる。かくなる力をつけてあげたい親心がまず先行するものでもある。

 これまで集団教育は、コピー的なよい子を指向しがちになる日本だが、世界はそれでは渡れない。次代を見据えた新しい観点もつ大会に見えるが、大会名が古くさく、聴衆が出場する親族ばかり目立つのでは、えらく惜しい大会と言える。

(流杉一行)

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