6月19日午前10時40分から石垣市立宮良小学校(桃原修校長)で、慰霊の日を4日後に控えて平和集会があり、まつぼっくりの会(成底いと子会長)による「ひめゆりの塔」の読み聞かせが行われた。
体育館に集まった全校生徒ら137名は、平和集会とあって、いつもより静まりかえった様子で熱心に話に聞き入っていた。まつぼっくりの会の朝山ゆみさん、松原かいさん、田盛勝枝さん、成底いと子さんの4名の、想いを込めた朗読が交代で進められ、時折、爆弾の音などの効果音も用意されて、真に迫る朗読の舞台となっていた。
読み聞かせの後には、桃原校長から母親も学徒隊で、弱音を吐いた人から亡くなっていった話をしていたことが披露され、「死なない」ことを一心に気持ちを強く持つことが大事だと、日頃からいっていたことが紹介されていた。
5年生の成底諒亮くんは「戦争は自分が思う地獄以上の地獄だと感じた。平和を大切にしたいと思った」と感想を述べていた。
(流杉一行)