楽天IT学校が八重山商工高校で開校

 6月6日、午後12時55分からインターネット通販の業界大手の「楽天」が主催する「楽天IT学校」が開校した。八重山商工高校プログラミング教室に集まった商業科情報ビジネスコースの3年生28名が7つのチームに分かれて、来年1月24日まで課外授業を含む9回の授業を受ける。講師は楽天株式会社の営業開発チーム照屋亮さん。同学校の目的は企業家精神を育成し雇用創出、地域創生に寄与すること。また実践的な授業を通してインターネットの可能性を知ることができる。加えて商業科の本文でもある販売の面白さ、厳しさ、ビジネスに対しての感性を磨くことを目指す。今回、第一回目の授業は「楽天IT学校の基礎を学び、楽天の成り立ちそのものを学んだ。通信販売の大手だけあって、通販の現状を高校生にわかりやすくクイズ形式で、対話をしながら授業を進めていた。

 第2回目は6月27日にマーケティングの基礎を学ぶ予定で、回を重ねるごと宿泊プランをチームごとに作成。来年の全国大会楽天IT学校甲子園の出場チームを全員で決め、チームを送り込むことになる。今回の楽天IT学校は2回目で、1回目は昨年、ホテルミヤヒラで3年生が挑戦している。

 生徒の担任は「昨年はアイデアが選考して、マーケティングができていなかった。今年は、マーケティングに力を入れた取り組みで、良い結果が生まれるようにしたい」と、抱負を述べていた。今年のホテルはグランヴィリオリゾートで、この日、予約チーフの石地由貴代さんが紹介されていた。最先端の通販大手から学ぶ、インターネット活用の学習スキルは、商業科の生徒には将来を考えると、得がたい授業と言えそうだ。

(流杉一行)

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