6月1日午後1時から大浜博彦さん所有の石垣島浦田原の田圃で稲刈りが行われた。品種は「ひとめぼれ」。
この日、約4・5反の田圃の稲がコンバインで刈り取られ、トラックに刈ったばかりの生米が積み込まれていた。大浜さんによると、今年は、2月3月の低温と日照不足が影響して7日から10日の成育の遅れが発生。今回刈り取る米は1月30日と2月1日に植えた米とのこと。それでも実った米はできがよく、今年は豊作とのこと。この日、収穫を迎えた大浜さんは、62年稲作を続ける大ベテラン。コンバインの操作も見事にこなす83才で、昨年は沖縄県農林漁業賞を受賞するバリバリの現役農家。この日も、コンバインの始動直後の故障を直しつつ、瞬く間に刈り取っていた。八重山での今季稲刈りは大浜さんが三人目。JAでは6日に新米の検査があり、9日に新米の販売が始動する。
(流杉一行)