今季石垣島製糖が終了式を実施

 4月27日、午後4時から石垣島製糖株式会社が今季製糖の終了式を実施。今季実績は、7万7012トンの原料生産量、砂糖生産量は8621トンと昨年よりも21・7%、1538トン多く生産。原料価格は12億9289万4000円となり、交付金額を加えた数値は、17億6434万7000円と、昨年より2億円も多く農家への代金支払いとなった。

 昨年の天候不順から製糖終了が5月23日までずれ込み、春植え・株出しの植え付けや作業ができず、今期の収穫面積が1101ヘクタールと、前期に比べて約25%も減ったため、予測された原料生産量は少なく見込むしかなく、厳しいスタートを強いられていたが、天候が後押しして今期は平常の成績となった。

 この日、石垣島製糖の松林豊代表取締役社長が終了式の挨拶に立ち、「昨晩の10時にボイラーを停止して、今期の製糖を、すべて終了することができました。今年の製糖は、天候にも恵まれての出発となりましたが、2月後半からの雨の影響から原料切れが3回発生、製糖終盤にかかっても、雨の影響により原料切れが続いてしまいましたが、昨年のことを嘉投げれば順調に進めることができたと考えています」と述べていた。

(流杉一行)

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