1年7カ月周期で金星が綺麗に見える2017年2月。その中でも今日17日は最も明るく光り輝く最大光度の日。その輝きは-4.6等星で一番明るい1等星の170倍だとか。
金星は地球から見える天体では太陽、月に次いで3番目に明るい星、地球から1番近い惑星である。大きさも質量も地球とほぼ同じくらいで、昔から“明けの明星”、“宵の明星”と馴染みの深い星である。八重山でもシカマブシ(仕事星)ユーバンブシ(夕飯星)ファイダマブシ(食いしん坊星)と呼ばれ親しまれている。
英語ではヴィーナス=美の女神なので、やはり世界的にみても魅力的な星なのだろう。
そんな金星は太陽系の8惑星の中でただ1つだけ逆に自転し、表面温度は500℃に達する。さらに風速400mの風が吹き荒れて絶えず濃硫酸の雨が降り注いでいるという。
美しいものにはトゲがある、遠く八重山から女神を眺めておきましょう。
今日は金星最大光度の金曜日です。