石垣市字登野城に3月にオープンした「ホテルWBF石垣島」の南側にて、
先日から発掘調査が始まっています。
(本願寺の東となりで、2号線からも見えます)
現場にいた石垣市教育委員会文化財課所属の金城由美さんにいろいろと教えていただきました。
「調査は9月中旬から始まっていて、終了は来年3月の予定です」とのことです。
現在はまだ新しい年代の陶器片などしか出てきていないそうですが、
これから発掘をすすめていくにつれ、15~16世紀ごろの陶器や人骨なども出てくるのではないか…ということでした。
(昔は屋敷の敷地内に埋葬したため)
その中で、18世紀ごろのものは比較的新しいんですよ…という言葉に驚きました。
発掘の世界では、200年前も最近に含まれるんですね!
また、掘る時は一ヶ所を深く掘るのではなく、平たく均等に掘り下げていくそうです。
う~ん、知らなかったことがたくさんありそうな世界です。
ちなみに、こちらの調査スタッフの中には、10年ほどの発掘経験のあるベテランの方や、
本土から発掘調査をするために来た人などがいるそうです。
こうしてお話を聞くにつれ、だんだんと興味がわいてきました。
この世界に惹かれる人が多いのも納得…。
(↓内容追加しました)
この辺りについての確認調査(1m×1mの試し掘り)は12年前頃にすでに終わっているそうですが、
その際にかつての登野城村の集落跡が残っていると分かったので、
今回、近々建物が建つ前に、遺跡調査を行っている…、ということです。
近くを通る際は、少し立ち止まって見てみてはいかがでしょうか。
何か新しい発見があった際には、やいまタイムでもお知らせいたします!