旧盆の精霊アンガマがはじまる

 9月3日は旧暦7月13日の旧暦の盆のウンケイ(先祖の霊を迎える日)で沖縄各地では、仏壇に祖先を迎えるべく、伝統のお盆料理を仏壇の前にお供えをする風習が盛んだ。祖先の仏壇を巡り、お参りする人で夜間は道路が混むことになる。

 この間、沖縄本島ではエイサー踊りがお盆の代表的なお盆行事だが、八重山ではアンガマや獅子舞がそれに代わる。明石などの沖縄本島からの移民の村ではエイサーが踊られる。

 石垣島の中心市街地ではアンガマが青年会の取り組む行事として実施され、あの世からの使者として下界に降りてきたウシュマイとンミーが繰り広げる珍問答が、見物人の楽しみな行事だ。

 この日も新川では、ウシュマイとンミーが30人のファーマーを引き連れて、小濵洋正さんの家に登場して、仏壇の前で賑やかに舞踊や問答を展開。家の人を喜ばせていた。

(流杉一行)

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