8月7日石垣市大浜のオーセ御嶽の前で大浜の豊年祭が盛大に開催され、多くの字民をはじめ農業関係者を中心に多くの市民が参集していた。
大浜の豊年祭は、黒石御嶽、崎原御嶽、水元御嶽、大石御嶽、大底御嶽の5つの御嶽の神司が午後2時にカースンヤーの浜に集まり、海に向かって祈願を開始することからはじまる。祈願が済むと立って海に向かい、東節を13題目まで歌い、会場の敬虔な想いを祈願の空気に満たしていた。
今年の五穀豊穣に感謝し、来夏世の豊穣を祈願する豊年祭は、午後4時からオーセ御嶽で開幕し、多くの人が見物に現れていた。
主催者挨拶では、長浜寛公民館長が「カースンヤー願いとオーセ御嶽での祈願を通して、地域の繁栄と無病息災、そして今年の豊作に感謝し来夏世の豊穣を祈願いたしました」と神行事を報告していた。
来賓祝辞のあと、余興の部となり、旗頭・イリク太鼓、弥勒踊り、与那覇節と29の演目が続いていった。最後はツナノミンで大いに盛り上がり、大綱引きで豊年祭を締めくくっていた。
下の動画は、午後2時からおこなわれたカースンヤーの願いでの神司による東節。
(流杉一行)