家庭クラブ総会・入会式

 5月11日午後11時10分から八重山農林高校ライフスキル科では、視聴覚室で家庭クラブ総会と新入生の入会式がおこなわれた。

 家庭クラブは61年前から全国の各高校で取り組まれており、昭和30年から実施されている授業の内容を実社会のボラティアや社会貢献へつなぐ特異なクラブ活動。八重山ではこの活動が活発で、沖縄本島から異動してきた先生も、初めて経験するケースが多い。

 ライフスキル科は、保育園芸と調理園芸の二つのコースに分かれる学科で、保育と調理それぞれに家庭科で習う技術があり、その技術を使っての奉仕活動や社会的な貢献にこの家庭クラブが取り組む形となる。

 この日、1年生に家庭クラブの内容を説明したあと、1年生27名が2年(33名)・3年生(20名)に対して自己紹介を実施。上級生からは、桜の花びらをつかったマドレーヌのプレゼントがあり、1年生は上級生から受け取っていた。

 このあと、年間活動計画も発表され、10月の清掃活動、11月の歳末助け合い募金などに取り組むことが公表されていた。

 7月にはホームプロジェクトへの取り組みがスタートする模様で、家庭クラブの内容をつかんだ活動はその時期から始まる。社会貢献を授業に組み込むことが、八重山では真剣に取り組まれている土壌が、ここにある。

(流杉一行)

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