4月7日午前10時50分から石垣市立登野城小学校(全校生徒576人)の新校舎供用開始式が同校正面玄関で行われ、100人を越す地域住民が見守る中、テープカットで新たな校舎となった登野城小学校がスタート。見守る人は一斉に拍手して、新校舎の船出を祝った。旧校舎は35年の経過で老朽化が激しく、新校舎の建設となって、プレハブでの授業をしてきた登野城小の子ども達。供用開始式には、子ども達が校舎や庭、玄関に陣取って、参加していた。
この日、正門には大川と登野城の旗頭が立てられて、大川獅子棒保存会の獅子舞からはじまり、登野城青年会の獅子舞もおこなわれたあと、供用開始式がはじまった。
136年の歴史に新たなページが開かれたと浦崎校長が挨拶に立ち、「子ども達の皆さん」に校舎を大切につかってくださいと丁寧に協力を求めていた。「平成27年4月に仮校舎がつくられて、足かけ3年が経ち、新校舎で勉強できることをうれしく思います。総工費25億円あまりの建物です。大切にして新しい歴史を作ってゆきましょう」と呼びかけた。
教育長、石垣市長の祝辞のあと、最後に石垣市長、教育長、公民館長、生徒代表などが整列して、全校生徒が秒読みのあと、テープカットが行われた。児童らの合図でテープカットは珍しい供用開始式といえる。新築ピカピカの登野城小学校は10日に、これまたピカピカの新入生を迎える。
(流杉一行)