石垣市役所内のいしがき市民食堂が毎週土曜日に実施してきたこども食堂を、夏休み限定で毎日開所することが、7月30日に発表された。その名も「夏休み毎日こども食堂」。
8月1日から9月3日の期間で定休日の7日・11日・21日・28日を除く毎日実施される。
対象は石垣市・竹富町・与那国町のこども達(18歳以下)で、食事が無料となる。
いしがき市民食堂の場所が市役所内とあって、市街地から遠いために利用しずらいという声に応えて、同食堂を運営する合同会社石垣島が公設市場で営業する食事処「金城製麺」でも無料で食事を提供。夏休み期間に2店舗でこども達への食事無料を提供する。
これは7月27日に令和4年度厚生労働省「ひとり親家庭等の子ども食事等支援事業」が採択されたもので、事業名は「夏休み!石垣島のこどもたち・こころもカラダも満腹プロジェクト♪」と題して実施される。
いしがき市民食堂は、11時から14時まで営業されるが、食事提供時間外でもこども達の居場所を提供する取り組みも実施。午前9時から17時まで、読書や夏休みの宿題、学校で配布されたタブレット(夏休み限定でフリーWIFIを整備)での勉強などが、いしがき市民食堂の飲食スペースでできる。
夏休みにこども食堂を、勉強ができるスペースとしてこども達に開放するのは、石垣島では初の試み。勉強もできるし、満腹にもなれるとなれば、多忙を極める親御さんらの間では、注目が集まりそう。
(流杉一行)