1月29日午後6時30分から南の島の星まつり2021が、オンラインで開催された。
これは夏の南の島の星まつりがコロナ禍で開催できず、冬に開催を実現。
29日、30日の二日間の開催で、昨今のコロナ禍の影響の深刻化から、29日の開催は無観客となり、きいやま商店、金城弘美、パチェーレ、天藤虫(てんとうむし)、石垣よしゆきの6つの舞台が、ネット上で披露された。
また、石垣島の星空と星文化講座も、NPO法人八重山星の会の通事安一会長からおこなわれた。
30日は、午後2時から石垣市民会館大ホールで「星まつり記念講演会」が開催された。
講演したのは、国立天文台天文情報センター長の山岡均准教授で、演題は「星の世界も変化する」というもの。
八重山で見られる南十字星は、今は八重山でもっとも高い位置で4つの星すべてきれいに見られるが、実は西暦200年代には、福岡でも南十字星は見ることができたことを述べ、銀河系を公転している太陽といっしょに動いているため、見られる星は変化していることを述べていた。
この変化は、地球の地軸でも起こっていて、じわじわと変化しているとも。
そういうわけで、北を示す北極星は、月日の移ろいと共に、位置が変化して、違う星になることも、紹介していた。
(流杉一行)