5月21日、午後4時から沖縄県八重山合同庁舎2階大会堂で、第82回八重山地区新型コロナウイルス感染症対策本部会議がおこなわれ、16人が出席して、昨今急増している陽性患者に関してと、医療機関の入院者数ならびに、宿泊療養施設の療養者数等を議題に話し合った。
16時38分には会議は終了し、マスコミを呼んで記者会見が行われた。
八重山保健所大原担当によれば、5月20日に新規陽性患者が18件あり、その内の濃厚接触者は12名で、昨年4月以降、478人目の陽性者が出たことが告げられた。
施設関係の入院数、入居数は、八重山病院は23名で、その内の19人が中等症。
石垣島徳洲会病院は、20日現在で11人。
宿泊施設では5月20日時点で29名が入所しており、5月21日はこれからわかってくるとのこと。
25名が、宿泊施設への入所ができないまま自宅待機になっており、室内消毒などの作業を早めて、入所へ向けて取り組んでいる。
なお、感染源が追えなくなっているケースは、全体の半数ほどで、半数は濃厚接触者など、協力者の話から把握できている。ただ、追えないものは、協力してもらえないケースもあるが、それだけでなく市中感染もあり得てくる。
今回の新規感染者18名はすべて軽症で、その内の30代が9名と多く、会食や仕事場での濃厚接触からのものが増えた理由。
ワクチン接種が進むと同時に、感染者の拡大傾向でコロナ会議も開催され、役所の事務作業から保健所・病院も、通常業務に加えての緻密さを要される重要な仕事が続いて、医療崩壊どころか、役所・保健所も崩壊の危機に進んでいることも、見逃せない。
一方で、緊急事態宣言が沖縄県で23日から始まることとなり、経済へのダメージがまた再開されることになる。果たして耐えられるのか。
沖縄県は
不要不急な救急受診を控えてください。
体調不良の人は、仕事を休ませてください。
ルールを守らない飲食店は利用しないでください。
実行しよう、マスクの着用、手洗い、換気。
を、実行するように呼び掛けている。
(流杉一行)