年末の八重山感染状況 30日、31日で11人

 八重山保健所が12月31日午後2時現在の新型コロナウィルス感染状況を発表。6人の陽性患者の発生を示した。30日も5人の陽性が発生しており、2日間で11人となる。

 31日で4月以降の患者数は183人となり、12月1日に発表した患者数が149人で、12月1日以降では、34名とここ一か月で患者数が破格に増加。

 なかでも12月23日から連続して陽性患者の発表が相次いだ。

 また、28日の3人から、29日6人、30日5人、31日6人のたった4日間で20人。市民を恐怖に追い込んでいる。

 突然に、これまでの空気が変わったかに見える年末年始。これから正月三が日は、いったいどうなるのか。

 年末の慌ただしさを越し、仕事納めの一段落で、はじまるものがはじまった感が濃厚だといえそうだ。

 すでに29日に市中感染を表明する八重山病院松茂良副院長が、医療崩壊の危機を示す中、30日、31日の二日間で11人の陽性患者は想像できてくる。2日間の患者はほとんど石垣在住。

 新型コロナウィルスの潜伏期間を考えると、すでにクリスマス直後の土日にことは動いて、感染発症が28日から徐々に広まり、家族で蔓延しはじめて、最悪の状態入りが晦日、大晦日と進展しているとすれば、三が日の危険性は、なお続く。初詣などの密集も気になる。

 まさに、新型ウィルスにすれば最高の繁殖タイミングが年末年始となろうか。

 しかも、メディアも一休み、番組が正月番組に花が咲き、馴れたコロナ報道に危機感も途切れて、正月気分で酔いも回れば、リスクも忘れる。

 この正月を動かないことで効果を出すためには、正月前にまず動かないことが最重要だったことが言えて来る。家庭で蔓延では、らちがあかない。
 

 (流杉一行)

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